2022年度



第3回 繊維勉強会&新会員歓迎会 

 
日 時 2023年1月27日(金) 13:45~19:00
場 所 大阪産業創造館 5階 研修室AB
講演1 「繊維産業におけるサステナビリティとTextile Exchange認証」
 一般財団法人ケケン認証センター 
 認証事業部長 丸茂 征也 様
講演2 「衣料品の機能性とその試験方法」 
 一般財団法人カケンテストセンター 
 大阪事業所 生物ラボ長 齋藤 寿叙 様
参加者 講演 : 78名(内訳:会場45名、リモート33名)
新会員歓迎会 : 32名(内訳:新会員13名、既存会員5名、幹事14名)

講演会要約

1.講演 13:45~15:15 「繊維産業におけるサステナビリティとTextile Exchange認証」
一般財団法人ケケン認証センター 認証事業部長 丸茂 征也 様
 
 サステナビリティとは何か、繊維産業のサプライチェーンにおける児童労働、環境問題、アニマルウェルフェア、大量生産大量廃棄などの問題、認証とは生産背景の見える化でありサステナブル社会を実現するためには第三者による認証が重要でTextile Exchange認証はその役割を担うこと、Textile Exchange認証の種類と内容を説明いただきました。
 原材料(農場)から製品までつながった認証がないと「サステナブルな製品」とは言えなということが印象的でした。

2.講演 15:30~17:00「衣料品の機能性とその試験方法」
  一般財団法人カケンテストセンター 大阪事業所 生物ラボ長 齋藤 寿叙 様

 機能性材料の歴史から、機能性素材の定義、機能の発現機構や評価法を説明いただきました。
 機能性素材が出始めたころは、メーカーが各社各様の試験法と基準を設けていたため消費者が比較や理解しにくかったが、JISやISOで試験法が標準化されたことで、そのような問題もなくなった。ただし、紫外線遮蔽の評価に紫外線遮蔽率とUPFがあるように、同じ機能でも評価法により表す効果が異なることがあるので素材を選択する時には注意が必要です。
 また、繊維製品で撥水撥油剤として使用されることが多いPFASが総量規制される動きがあることもご紹介いただきました。

新会員歓迎会 17:30~19:00 ・自己紹介
・関西支部 活動内容と幹事の紹介
・名刺交換