30年度

第1回 品質問題研究会

日 時 平成30年8月24日(金)  13:30~17:00
場 所 大阪産業創造館 6階 会議室E
講演1 「合成皮革の構造・特性と耐久性について」
 京都女子大学 家政学部 教授  榎本 雅穗 様
パネル
ディスカッション
苦情事例から学ぶ~合成皮革の損傷と劣化~」   
テキスタイル、アパレル、百貨店、試験機関、クリーニングの各業界の方によるパネルディスカッション
参加者 74名

講演会要約

1.講演1 13:30~15:00「合成皮革の構造・特性と耐久性について」                 
京都女子大学 家政学部 教授  榎本 雅穗 様

 人工皮革、合成皮革、塩化ビニルレザーの説明、合成皮革用ポリウレタン樹脂の構成成分、ポリオール・ジイソシアネートの特性およびポリウレタン樹脂についての光、熱、加水分解などによる脆化などについて詳しくご説明いただきました。ポリウレタン樹脂の脆化による苦情は衣料品だけでなくシューズやバッグなど多種多様の製品で発生しているため、樹脂成分の選定、コストの検討、試験による評価などを行い、目的とする品質特性に合わせた製品を作る必要があり、同時に樹脂脆化について消費者啓蒙も必要であることが非常に良く理解できました。

2.パネルディスカッション 15:15~16:50 合成皮革コートのパイピング脆化についてパネルディスカッションを行いました。パネラーはテキスタイル、アパレル、百貨店、試験機関、クリーニングの各業界の方に司会を除く5人で各立場からお客様への確認事項、推測原因、対策などについてご発言いただきました。ポリウレタン樹脂製品は樹脂生産時点から加水分解や光、熱などによる脆化が始まり、構成成分により性能が違い、耐久性、コストなどに差が出ることを理解し製品設計を行い、クリーニング業者との連動や消費者にも理解を求めていくことが重要であると感じました。
ポリウレタン樹脂の剥離→検討内容(PDF)