19年度

第1回 繊維関連工場見学会-ピップフジモト株式会社

日 時平成19年6月15日
見学先ピップフジモト株式会社 奈良工場
奈良県天理市南六条町182
 ピップフジモト株式会社
参加者41名

見学会記

TVコマーシャルなどでおなじみのピップフジモト株式会社は、ピップエレキバンのほか、ボディケアや介護関連用品など多くの衛生関連品目を製造されています。
 見学会は、まず会社概要を取締役 江本茂氏に説明して頂き、次に生産グループリーダー吉川氏に「当たり前実践活動説明」をスライドを使って説明頂きました。
 他品種少量生産を、いかに在庫を減らし、かつ営業支援を最大目標とする方法で、製品倉庫から製品が出荷された数量に見合って製品を製造するという方式を採用されているそうです。
 説明の後工場見学に移りましたが、工場は整理整頓がなされ、多くの改善も取り入れたすばらしい生産方式でした。詳細は、TES会通信8月号に「工場見学会後記」として掲載予定です。(後日、本サイトにも掲載予定)

見学会記
 梅雨入り翌日の6月15日、田園都市奈良県天理市に在するピップフジモト(株)奈良工場への見学会にはTES会員41名が、近鉄天理線・二階堂駅に集合し行われました。
 駅より徒歩にて十数分、緑に囲まれた奈良工場に到着。会議室で歓迎のご挨拶を頂いた後、13時30分より取締役 江本茂氏に ・奈良工場は磁気(エレキバン)製造のために設立された工場で、エレキバンの他にもボディケア、介護関連、救急・衛生用品などを製造し、脱脂綿・ガーゼ・鋏等救急箱商品が売り上げの1/4強を占める ・看板方式、後補充形式を採用 等の会社概要をお話頂きました。
 次いで、生産グループリーダー 吉川氏より、販売予測は当たらない!から検討された「あたり前実践活動(営業支援を最大目的とし、製品在庫をいかに滅らし多品種少量生産する方法で、製品出荷数量を後補充する形式)」をスライドにて説明して頂きました。
 説明終了後2班に別れ、エレキバン等の生産工程及び倉庫(A, B棟)の見学に移りました。生産工場入室時は、粘着テープで衣服のゴミを除去後キャップを着用しスリッパに履き替えて、全自動ラインを導入したエレキバンの生産工程(給紙シート、ホップは落下すると廃棄、箱詰め後磁化)、後補充生産工程等を見学。在庫目標を3~5日としたA, B棟では棟内は広くて整然と整理整頓がなされ、製品のピッキング順路・サイズ識別が瞬時に判断できること等、目で見る管理形式を実感しました。
 見学終了後、TVコマーシャル制作ビデオ等を見せて頂いた後行われた質疑応答では、・エレキバンの効能検査法は? ・消費者からのクレームは? ・エレキバン磁石の材質は? 他相次ぐ質問に、ユーモアを交えながら明快にお答え頂き、リラックス感溢れる時間となりました。