17年度

第2回アパレル問題研究会-ディスカッション

事例1 ストレッチ製品(PU)の収縮
事例2 ストレッチ製品(PU)の伸び
事例3 酵素処理製品の破損
事例4 レーヨンの洗濯収縮
事例5 フロック加工の毛羽脱落

事例2ストレッチ製品(PU)の伸び

事例データ
商品 ブラウス
苦情内容 ドライクリーニングしたら部分的に伸びてしまった。
組成表示 レーヨン50% キュプラ47% 
ポリウレタン2% ポリエステル1%
取扱い絵表示
ドライクリーニングの際は、ネットを使用してください。
タンブラー乾燥はお避けください。
苦情品の外観 肩から脇、袖にかけてシボがなくなり、脇の下の部分は伸びきってダブツキが見られる。裾部分に変形が見られる。
検討内容
  • 1.何故この現象が起こるのか?
  • 生地組織は、縦横にポリウレタン弾性糸を格子状に織り込んでシボを出している。
    脇の下は汗の影響でポリウレタンが劣化していると推測
    肩・裾は経時劣化(6年経過)と推測
  • 2.判断基準と試験方法
  • ・汗・オレイン酸による試験
    ・ジャングルテスト
    ・耐ドライクリーニング試験
    ・家庭洗濯試験
  • 3.商品を企画・生産・販売する場合の注意事項
  • ・新しい素材を使用する。
    ・水洗い可能な素材
    ・販売時にポリウレタン弾性糸使いの製品の特徴や劣化の説明をする。
  • 4.クリーニングにおける注意点
  • ・クリーニング店は受付時に確認する。
  • ・汗じみや黄変、部分的な伸び等がある場合は、事前に弾性糸が断裂する可能性があることを説明してから処理する。
  • ・経時劣化についても説明する。

  • クリーニング業者から見た、ストレッチ製品の脆化断裂事故について

掲載の検討結果は、あくまで課題試料の観察及び事故状況の推定に基づいて検討した結果の一つであり、試験や分析から導いたものではありませんので事実と異なることがあります。ご了承ください。