22年度

平成22年度 総会及び特別講演

日 時 平成22年5月15日(土)13:30~19:00
場 所 金城学院大学 W9号館講義室
参加者 50名

総会及び特別講演要約

第1部 総会及び特別講演(13:30~16:25)
[総会]
  平成21年度事業報告、会計報告及び会計監査報告、役員の異動報告と紹介、平成22年度事業計画案提示があり、出席会員の承認のもと無事終了しました。
 また、中部支部功労者として副代表兼クレーム事例勉強会座長の立松元氏に本部表彰の盾を贈呈しました。
[特別講演] 『経済産業省における製品安全行政について』
講師 経済産業省 製品安全課 製品事故対策室 室長  藤代 尚武氏
講演要旨:製品安全をめぐる消費者意識の変化により、企業のあり方も変革を求 められている。今や企業にとって「安全であることはブランド」になりつつあり、 行政としても状況に応じた事前規制をしているが、状況の変化は激しい。
 経年劣化対策の「長期使用製品安全点検表示制度」は日本製品の優秀さ故に必要 となった制度で諸外国に例を見ない。重大事故報告制度も製品安全政策の柱である。リコールに関する企業の理解度は温度差が大きい。中小企業にとってリコールによる損失は存亡に関わる事態であり、倒産例もある。消費者保護と経済活性化の間で難しい問題である。経済産業省ではリコールハンドブックやリコール保険の整備等の施策が進めているので活用されたい。
 最後に製品安全政策の体系は、①製品安全4法の的確な運用と執行、②事業者の自律的な安全活動の促進、③消費者に対する注意喚起であるとし、消費者の誤使用に対する対策を中心にカセットコンロ、IH調理器等、事例を挙げながらお話いただきました。

第2部 懇親会(17:00~19:00) 昨年に続き、学外の中華料理店にて開催し、44名が参加されました。6卓の円卓のあちこちで話が弾み、後半はまるで立食のように人の輪が移動し、賑やかなうちに会員相互の親睦を深めていただきました。